2007年03月11日

おかしいだろ!!

西武スカウトによる現金給与問題
西武の発表時には伏されていた両選手が特定されてしまい、
東京ガスの木村選手は記者会見を行いました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070310-00000048-mai-soci

まぁ以前から存在が指摘されてきた裏金。
噂の段階ではあったのですが、一場投手の事件が表面化して一気に問題になったのは記憶に新しいところ。
西武はその一場事件発覚後も供与を続けていたとされていますから、まさに「最悪」。
応武監督が「球団を持つ資格がない」とかぬかすのも、わからなくはないですね。応武監督自身の進退にも関わってきますから。
その辺は
http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200703/bt2007031101.html
でサンケイスポーツの記事にあるとおりでしょう。
「西武のクソバカたれはなんてことに巻き込んでくれるんだ」
はまさに巻き込まれた応武監督の心の叫びですね。
ハンカチ王子入学でマスコミの露出も増え、星野代表監督にもかみつき、人生の絶頂を迎えるはずだったのにも関わらず・・・ですからね。

さて、西武はまさに資格無し・・・となるわけですが、
問題はそう簡単ではないのではないでしょうか。
この問題にはいろいろ疑問が残り、西武だけが悪いわけではないのでは?という構図がある気がします。

木村投手は去年のドラフトで横浜に指名されたとき
「意中の球団ではない」
として結局断っています。
このとき木村投手ははっきりと意中の球団を「ロッテ」と発言しています。
お金を実際に受け取っていることを知り、またそれが悪いことであるとも知りながら、なぜ「ロッテ」なのでしょう?
西武がこのまま口を噤んでいれば、彼は西武から受け取ったお金を懐にしたままロッテに入団するつもりだったのでしょうか?
なぜすでに母親は死去しており(04年10月)、悪いことを知っていて、なおかつ西武には行かない、としながら、発覚するまで金銭を返却しなかったのでしょう。

またもっと疑問なのは早大野球部のB選手。
西武は中学時代から目をつけていて、高校卒業時にドラフト指名を打診したところ、父親が大学進学を希望。
そこまではありそうな話です。野球で成功できなかったとき、大学卒業の学歴を保険にしたい気持ちは親として当然です。
ところが、別の私立に野球推薦で進学が決まっていたのに、早大から誘いを受けたときに

「西武に相談したところ「お金は出しましょう」と言われた。」
(毎日新聞記事)

何故西武に相談するのですか???
西武にしてみれば「早稲田大学に行かせたいが、学費がね」と家族に言われたなら、「うちが・・・」となるでしょう。
これを期待しての相談ではないのですか?
暗黙の金銭要求では???
と記事を読む限りからは、とれなくもないでしょう。

またこの父親の発言はいろいろな表現で記事になっています。
「一場選手とはお金の意味が違う。あくまで借りたつもりだった。別の私立大学に行っておけば、こんなことにならなかった。息子を躍らせた西武は許せない」(毎日新聞)

「学費は援助しますと言われた。奨学金のようなもの。私にすれば、あれは栄養費ではない。大学を卒業して西武に入団したら契約金から援助額を天引きする約束だった。契約書のようなものにサインした。トータルで1000万円ぐらいの認識」
「借りた金なので悪いこととは思っていない。金は返すつもり。この件はわたしの独断で息子は一切知らないことだった。事情を説明したら絶句していた。息子の人生を台無しにして西武に対して腹が立っている」。息子を思う父の怒りはいつまでも収まらなかった。」http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2007/03/11/01.htmlスポニチの記事

「悪いこととは思ってない」「息子は知らない」「金は借りただけ。入団時に契約金と相殺。」「金は返す」「西武に対して怒っている」
各紙の記事に共通するポイントはこんなところでしょうか。

これらの記事を読んでいて
「息子を躍らせ人生を台無しにしたのは、西武ではなくお父さん、貴方ではないのですか?」
と、思いたくなる。
発言からは、「西武だけを悪者にしよう」といった意図が見え隠れしている。なるほど選手本人は保護されるべきだし、責任もないかもしれない。しかしお父さん貴方の問題は別でしょう。

贈収賄罪って
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B3%84%E8%B3%82%E7%BD%AA
賄賂って受けた方も(公務員は、ですが)贈った方も罪です。よく政治家が賄賂を貰って糾弾されてますが、あれです。
お父さんも同罪ですよ。

しかもわからないのが、金銭を受け取っておき(しかも記事から深読みすれば暗黙に要求したとも取れ)ながら「悪いとは思っていない」と。ここまでは良いでしょう。個人の感覚の問題ですから。
それではなぜ西武に怒りを覚えるのでしょう???
悪いと思っていないなら、お金を渡している西武だって悪くないに決まっているでしょうに。
この怒りの原因に合理的に解答できる答えは私には一つしか見つからなかったです。つまり
「西武が裏金を公表した」
これに対して怒っているのでは??
だって自分は悪くない。金は黙って返せば良かった。そういう約束になっていた。
だけど黙っておらずに発表した西武のせいで、うちの息子の人生は滅茶苦茶だ。こうなるんですかね。
だとしたら無茶苦茶です。まぁ単純に俺は悪くない。悪いのは渡してきた方だ、の責任逃れかもしれませんが。

しかしこういった問題の場合、政治家なら凄く叩かれるのに、野球界なら球団だけってのも変な話です。
球団が大きく強いのはわかりますが、あくまで権利・権益を持っているのは選手側です。政治家と大差ないです。

西武のやったことは決して許されることではありません。
でも受け取る選手側・周囲の人間だって、同罪だという倫理観がなければ、この問題は結局無くならないでしょう。
しかし今更倫理観を持ち出しても、今時の日本人には難しいものです。ということで残された手段は罰則でしょうね。

以後の裏金発覚に対しては、選手側にもプロ永久追放などのペナルティーを設け、収賄側・贈賄側、双方に厳罰を設けるしか、裏金問題の再発を防ぐことは出来ないと思います。
しゃーないですよね。
そうじゃなかったら、まぁ完全ウェーバー制でしょう。
posted by ○もと at 07:32| Comment(0) | TrackBack(1) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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